高木覚書

イェスパー・ユールにナイトスネイルの案内を送った

イェスパー・ユールにナイトスネイルの案内を送ってみたら、すぐに返信がきて温かい言葉をくれた。

Ah, that is beautiful, thank you for sharing! ということだ。うれしすぎる。

そこで調子に乗って、あんたの名前と言葉をゲームの広告に使ってよいかと尋ねたら返信が来なくなった。なので明白な宣伝としては使わないことにする。

ハーフリアルはもちろん参考にしている。ユールという人はルドロジストである。ゲームを物語へ還元せず、ルールとプレイの構造から考える理論をルドロジーと呼ぶ。ジャンルの自律性というか、固有の形式を求める点ではモダニズム的な印象がある。

でもそれがグリーンバーグ的純化とは逆に、フィクションと規則の複合としてゲームを定義するところにユールの面白さがあるように思う。フィクションは虚構で、規則は現実だ。そういうわけでビデオゲームはハーフリアルということだ。

とにかくゲーム研究の第一人者というか、ビデオゲーム研究という国際的な学問領域そのものをこしらえ上げたメンバーの一人である。そのあたりの事情はちょっと今適当に書いているが、たぶんそういって間違いないと思う。

だから、いろいろだいぶむしろ完全に違うけど、わかりやすくいえば映画を撮って蓮實重彦に一言もらうような感覚なんじゃないか。ナイトスネイルはゲームとしてあながち間違っていなかったのかもと思える。つぎもがんばろう。