Organelle Mのパッチをダウンロードする
Organelle Mはかわいいで有名な音楽マシンである。Pure Dataで作られたパッチを入れ替えることで、中身そのものをかなり自由に変えられる。本体にはもともとPLAYやEXPLOREという大量のパッチが入っているが、それ以外にもPatch Storageなどからユーザーが作ったパッチを追加できる。内蔵microSDのパッチをいじる場合は、カードをいちいち抜くのではなく、Wi-Fi経由でパソコンからWeb Interfaceへ入る。パッチは基本的にそれぞれ一つのフォルダになっていて、その中にmain.pdと、必要なら音声ファイルや別のpdファイルが入っている。要するに小さいシンセというより、小型コンピューターである。
前々からやらなくてはと思っていたOrganelleのパッチをダウンロードする。OSのアップデートはマイクロSDに直接書き込む方式だったが、パッチのインストールはUSBメモリかWi-Fiを経由する必要があるらしい。本体横に最初から刺さっていた小さい黒いやつがWi-Fiアダプターだ。ルーターのSSIDとパスワードを入力して、Organelle側でWeb Serverを起動するとIPアドレスが表示される。パソコンのChromeからそこへアクセスすると、ファイル管理画面が出てきた。まあ面倒ではある。Organelleとパソコンを同じネットワークにつなぎ、Start Web ServerからこのWeb Interfaceを使う仕組みになっている。
Web Interfaceからsdcard/Patchesへ入り、試しに公式のRhodeyというパッチをZIPのままアップロードした。かっこつけたアイコン仕様なので、何がアップロードで何が解凍なのか見分けがつきにくい。とりあえずRhodeyは問題なく入ったのだが、よく見るとOrganelleの中にすでに同じやつが入っている。というか公式のものはたいてい最初からPLAYやEXPLOREに入っている。おれは何を見ているのか。わざわざ同じものを追加して意味のない時間を潰す。
そこでMellowtron Reworkというパッチを入れてみた。名前の通りMellotronのサンプルをOrganelleで鳴らすものらしい。パッチ自体は起動して、ノブを動かすと画面の表示も変わる。しかしキーを押しても音が鳴らない。こういうのが萎えるのだが、やると決めたのでやる。このパッチはプログラムだけ入れてもダメで、Mellotronの実際のWAVサンプルを別途用意しなければならなかった。Web InterfaceのConsoleを見ると、./Cello/D5.wav: No such file or directoryなどと大量に表示されている。サイトがすべて英語なので、翻訳するのもめんどくさい。
指定されていたMellotronのサンプルを落として、Mellowtronのフォルダへ入れていく。パッチの中にはCello、CombinedChoir、GC3Brass、M300A、M300B、MKIIBrass、MKIIFlute、MKIIViolin、StringSection、Woodwindというフォルダが最初から用意されている。それぞれのZIPを該当フォルダへアップロードして、その場で解凍する。Consoleになんとかかんとか表示されて、意味はわからないがそれっぽいことをする。Organelleではパッチに必要な音声やシーケンスなども、そのパッチフォルダの中に置く構造になっている。
ところがサンプル配布サイトを見ると、Mellowtron側に用意されているフォルダより音色の種類が多い。Gongなど、入れる場所がないものがある。そこで、たとえば既存のWoodwindという音色枠の中身をGongのサンプルへ入れ替えたらどうなるのか、という話をAIに相談してみる。フォルダ名までGongに変えるとPure Data側がWoodwindを探して失敗する可能性があるが、名前を残したまま中身だけ差し替えるなら、Woodwindを選んだのにゴングが鳴る妙なメロトロンができるかもしれない。だがわかりにくくなるのでやらない。